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2012年2月20日 (月)

藤井礼子 手描きジャワ更紗2

ジャワ更紗の続きです
実は見過ごしてしまいがちな とっても難しい技をお知らせ致します。
Photo_2この柄名は『プタニ』といってジャワの農村風景を描いた伝統的な柄です。
これも含め時々白地のジャワ更紗が出ますが その白地が難しいと聞きました。
友禅ですと白地は染めなければ良いのですが(汚れには細心の注意が要ります)
Photo_3

Photo_4

Photo_5

実はこれらの1本の線を染めるのに各線の際まで蝋で伏せます(防染)
ざっくり説明しますと 白地部分の全てを蝋で伏せる訳です。
そして染料で染める時に蝋が割れない事が特上の技ということです。

藤井さんに関わる職人さんはこの技に優れた人が多いらしく
一見 普通の白地に見える帯がとんでもない高度な技に支えられています。
昔ながらの 手間のかかる作業の積み重ねと職人さんの高度な技で出来上がるジャワ更紗です。

今ジャワも高度成長期 かっての日本の様に効率化の方向に向かい 型やプリントに大半が移行していくのは止められませんが 
手描きは残って欲しい貴重な技だと思います。
残すためには 魅力的な作品を創っていく事だと考えており 
今後も引き続き藤井さんには頑張って欲しいと思います。

参考
Photo_6

最近の雑誌『七緒』に掲載された『ジャワ手描き縞更紗付け帯』
あるとき藤井さんに 縞の帯を創ろうと相談致しました。
どんな柄が良いか検討していたのですが 自分の中には古渡り更紗『有平縞』
既にイメージにあったのです。
それだけでは物足りず再度探し 目に止まったのが名物裂日野間道
茶道をしてますと良く聞く布名ですが組み合わせてみました。
かなりデフォルメして別物になり良くなったと思います。
日野間道は横段柄であり 有平も色目が限定されますが
結構自由に創って頂いております(この自由というのはけっこう難しいんですが)

あえて名前を付けるとすれば『経日野間道有平風手描ジャワ縞更紗』かな?
(たてひのかんとうあるへいふうてがきじゃわしまさらさ)
すでにいろいろな色で4作目 001号は奈良のOさんに嫁いでおりますが 
これからも一衣舎定番として創り続けたい帯です。

今迄の更紗の帯で気になっているのは 『村祭り』
こちらも変わった素敵な帯でした。 いま広島在。

では

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 履歴書の書き方 | 2014年6月12日 (木) 10時31分

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